【巡禮記 先達のできること】
巡禮記の先達がしていることは、
代わりに祈らないで
その人の祈りのチカラを
引き出してあげることです。
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たくさん手は貸すけど
山ほど言葉をかけるけど
代わりはしない。
でないと
その人が自力で立てなくなるから。
優しさも
厳しさも
悲しみも
喜びも
辛さも
歓喜も
全部その人のものだから。
共にそのシーンは迎えることが
あるとしても
同じようには味わえない。
なぜかというと
全てその人のオリジナルの財産だから。
その財産、
誰よりも本人が喜んでいけるように。
誰よりも本人が楽しんでいけるように。
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そしてその財産を味わう工夫をやがて
オリジナルな発揮の仕方で
周りの人たちに分かち合えるように。
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だから、巡禮記の先達にできることは
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代わりに祈らないで
その人の祈りのチカラを
引き出してあげることです。
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そこから
どんどん放たれていく祈りのままに
個性の豊かさが華開く様子を
魅せていただいています。
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それが、
先達をしていてものすごく嬉しいし楽しい。
何よりの醍醐味になっています。