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過去ツアー 出雲を先達するのですがその前に

投稿日:2019年8月20日 更新日:

出雲といえば出雲大社
大国主さまのご縁結びパラダイスでパワースポット
行けばなんかご縁を貰えそう~~~
と考えてる方は、どうぞ社員旅行とか、慰安旅行でどうぞ。

縁結び、確かにそうなんですが・・・
なぜ、出雲が縁結びなのか?

私たちの住んでるこの国を創りだして、
そして、天孫に国譲りをする大取引をして、
今の世として護ってこられた。その経緯は?

そうですね、
それやったの誰よ?! 原動力って何よ?って肝心なことくらい、
この旅で頂戴して帰りましょうよ。

巡禮記のツアーって、その後の動きを作ってゆくものですから、

国づくりというものが、たくさんの神様どうしの縁結びの
繰り返しで成されたということを追って行く考えを持つことができたら、
あなたと神様との縁結びが自然にできるわけです。
・これが縁結びその1ね

その神様とのご縁を持った人どうしが、また縁を結んで
ひとつの国を、あなたの世で創ってゆく、
・それがその2です。

で、その国を、ふたりでもうけた子孫に譲り、
発展してゆくように見護ってゆく。
・それがその3になるわけで、

けっこう、ふつーの人の一生を超えるくらい壮大な国づくりプランがひとりひとりにあるし、
神々や仏さま方は、それを包括して私たちと付き合おうとしてるわけでございます。

出雲って、そのステージがすべてパノラマのように
配置されているところなんです。

ヒトって、最低このくらいの探求心は持っていたほうが、
実際に旅をして、何かを得て成長してゆけると思うんですよね。

え?はなしがややこしい??

そうか、じゃあこの絵を見て。
これが出雲の縁結びの一端です。
(画:青木繁 ブリジストン美術館蔵)

たとえばあなたは、この状況にある時どの役割がしたい?

古事記によりますと、
お兄ちゃんたちの強烈な嫉妬によって暗殺されたオオナムチを
キサガイヒメはその体液で、ウムガイヒメは乳房を与えて、蘇生しているところです。
青木画伯はその刹那をひとつのシーンとして遺しました。

のちにオオナムチは情勢を平定してオオクニヌシとなり国づくりを成します。
これは一番初めのほうの、神々様サイドの攻防と縁結びのシーンですね。

それ以外にも、天孫に国譲りをして、私たち人間が繁栄する国になるまでのご縁がたくさんあるのが出雲です。

実は、あなたがあなたの国づくりをしようと心に決めた時から
ここにいる神々のすべてのご縁と同じことを周到してゆかなければならないのが
人のサガというもんなんですが、

忘れてることが多いでしょ?
そもそも、縁って何かってことすら よくわからなくなってますよね。

ぼくはよく思うのですが、大好きなこの絵と出会ったことも「神縁」で、
またそれをみなさんに紹介できて、
その絵を見て、神様とのご縁って大切だなーと思ていただけることも「神縁」だと思うのです。

この「神縁」を人の縁に移行させてゆくのが「信仰」といわれる、
幸せに暮らしてゆこうとする考え方と行動の基本で、
神々はその人々に、神として経験したことのリフレインを与え、
仏がその人に合った解釈を智慧として聴かせてゆくわけです。

そんなことの膨大な繰り返しで、ぼくらは 支えていただいてるわけですから、
という状況判断を理解したうえで、出雲に参りますと、その後に起きてくることが随分と違います。
(スピツアーと違うところはここです)

国づくりを始めた人もいるでしょう~
失敗して、もっぺん初めからという人もいるよね~
最近やっと寝床から起きてきた人もいるなー
さらに国を大きく楽しいものにしようとしてる活力ある人もいるねー

これね、出雲が原点なわけです。

もう一つ、
出雲の神々を、一番最初に、全国に広めた女性にも会いに行きます。
神々をめぐって、縁を結んでから次はどうすんのよ?という
方法論を持ってる、大変美しく大きな声をしてる女性です。

巡禮記の出雲ツアーは、2泊三日、充実した内容でみなさんを先達させていただきます。
またそのうち開催します。

田中一人


ちなみに僕の総祖先である田中一族は、
飛鳥時代に京都(現在の京都市左京区田中)に出雲の神々を迎え、秦、加茂一族と協力して
奈良、平城京からの政(まつりごと)を祈りで支え、
平安時代に平清盛の命で、田中大神(たなかのおおかみ)という稲荷神として、伏見のお山に祭祀した一族ですので、

なおさら出雲という存在が尊く、そして懐かしく、親しみのある存在と感じられますから大切にご案内したいのです。
僕が先達という仕事をさせていただいている理由でもありますから。

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