ブログ 巡礼のおはなし

剣の抜き方、振り方、納め方(熱田神宮)

投稿日:2013年2月14日 更新日:

パワースポットブームが
神仏に対して祈るという敬虔な所作を私たちにもたらしてくれたことは、それはそれはすばらしいことなのですが、
それと同時に「特別な存在」になりたい人を産んでしまったようです。
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つまりそのパワースポットである神社や寺院から、
何かを持って帰ろうとする人が出てきたんですね。
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そして、神様や仏さまに「呼ばれた」から参拝すると云う
とんでもないことをうそぶくコマッタちゃんも生み出しちゃった。
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「どうしようもなく来たいからここに来ました!」
こう云えば、神様はその意思を聞くため、とりあっても下さるのに、
「神に呼ばれて来た」とは、
神と同等に自分のことを云うわけですから
境内や神前であっても、相手にしてくれるのは、
同じレベルの未成仏の「ええカッコしいの浮遊霊」だったりします。
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奴らは神仏様の姿、声色をよく知っていますから、
「呼ばれて来た」人はあたかもご神仏さまに
法具やカタナや珠や何かをいただいた!!! と、コロッとやられてますね。
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ご祭神さまはそれも学びであるからと、何も云わず、
禍々しいものを受け取っている人を観ておられます。
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さて、
神様仏さまは、あなたを呼びつけたりしません。
そして、智慧と加護とおみくじと水以外の何もくださいません。
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先日勉強会をさせていただいた熱田神宮。
ご眷族の方々やご祭神さま、つまり総称すると
熱田大権現さまとなられますが、
とぎれとぎれにいろんなメッセージを頂戴しました。
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ようやく解読ができましたので、なるべく解りやすく、
でもそのままにお伝えします。
あとはよく考えてくださるほうがいいと思います。
そしてパワースポットという存在を
改めて考え直す材料としてくださればと願います。
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我がこれ
むらくものつるぎと成して
坐っておるここに
その剣得んがため
怖れかしこまるふりをする阿呆が
幾多の世を経てもまだ絶えず来る
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この剣
ここにて授くにあらず
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むらくものつるぎは
そなたらが女人の腹に居り
命受けたる折に
なんびとも そして 要らぬというても
ひとりが一振り授くものなり
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その剣の抜き方 抜く時
その剣の振り方 振る時
その剣の納め方 納める時
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それがわからぬようになったら
ここにたずね来るもの
そのために我はここに居る
昔から居る
これからも居る
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草薙剣

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