ツアー遠足レポート ブログ 巡礼のおはなし

フォト巡礼レポート このはなさくやひめ と 九頭龍

投稿日:

ホオリを抱いて
背筋をまっすぐに伸ばしたサクヤヒメが
一直線に富士を望んでいる

ヤマト一の霊山を
やがてその子孫が人となってゆく子を抱き
その子を撫でながら唄う

すこやかに
穢れなく
故障なく
邪魔なく
壊れずに
錯乱せず
悠々と
反れることなく
そして、悔いなく歩めと祈り唄う

今、
サクヤヒメさまは
箱根を訪れる善男善女を迎え
「我が子よ」と仰せになる

人が包み隠さず語るその祈りを聴き
すこやかに
穢れなく
故障なく
邪魔なく
壊れずに
錯乱せず
悠々と
反れることなく
そして、悔いなく歩めと祓い清めをなさる

また、人の摂化(せっけ)をもって
仏の道に入り神となった
九つのかしらを持つ龍は
人への恩を語る。

恩あるところに仇(あだ)なきように生きよと
人と人、人と物事との縁を結ぼうと
人が連れて行った魂たちにその道筋を教える

人が連れて行った魂たちが喜ぶようにと
供養の在り方を伝える
自分が荒龍から「龍神」となった恩を
そうやって果たそうとする。

箱根神社・九頭竜神社
自分の生きザマを開けるところ

何を持ち込めばいいか
何を鍛えればいいか
なにを祓い清めるがいいか
神々と共に富士を望む覚悟で
いざ


 

 

-ツアー遠足レポート, ブログ, 巡礼のおはなし
-,

執筆者: