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住吉大神(すみよしのおおかみ)

投稿日:2022年10月19日 更新日:

今日は摂津の国一之宮、住吉大社を先達させていただきました。
たくさんの方々にご参加いただき、満席で先達させていただきました。

その先達を回想しまして、お参りに参加できなかった人にも、住吉大神さまのことをお話したいと思いまして、レポートをさせていただきます。

本殿が4つに分かれているこの広大な神社
ちゃんと人の生きざまに寄り添うように整備されてまして、
老若男女、貴賤の区別なく、どんな生き方をしている人でも
それぞれの祈願を通してゆける構造となっています。

その4つに分かれているそれぞれの宮の存在意味を解れば、
自分がどのような悩みと希望と課題と期待を持っていたとしても、
誰に合わせる必要も、気遣いもなく、自分の想いを伝えることができ、
その祈願の進捗を報告し、また次の祈願をすることができます

もちろん、思い違いによる祈願の変更も
失敗や退転の報告も、再スタートも可能です。

そのすべてが住吉大神のご修行の手伝いとなりますから
足しげく通う とんでもない数の人々によって
こんな大きな神社になったんですね。

それで、詳しく住吉の大神の4つの宮を解説しますと
ものすごい量と時間になりますので、
それは先達遠足にご参加いただいた時に、その時のご参加者にわかりやすいように説明しています。
ご参加者それぞれ状況が違いますので、
廻る順番も解説の仕方も変えてゆかないと理解できません。

ですからここでは、たとえば540分のムービーを10秒で早回ししたような解説になってしまいますがお許しください。
あなたの人生そのものを「航海」に例えて巡礼してみてください。

・第一本宮:底筒男命(そこつつのおのみこと)
一例として、あなたを底支えしている、してもらえる絶対条件です。
つまり誕生や生まれ、父母、先祖などのことです。
ご供養、回向、さぼってませんか?

・第二本宮:中筒男命(なかつつのおのみこと)
一例として、海流です。あなたの人生の流れ方、過去現在未来の時間の流れ。
他動的で避けることのできない奔流のようなもの。
流されるだけの人生になってませんか?

・第三本宮:表筒男命(うわつつのおのみこと)
一例として、海上です。凪(なぎ)から嵐に至るまでの天候。
風の向き、日照り、星座などの航標になるものの見方、見る方法です。
ガセネタ、風評で動きを作ってませんか? あるいは、現実を伴わない精神世界に浸って動きが止まってませんか?

・第四本宮:神功皇后(じんぐうこうごう)
あなたの船そのものです。
どれくらいの性能があるか、秘めているか。
その性能を出せるか?出せないか?自分自身を船舶に例えてみてください。
え?!手加減してる??さぼってるだけでしょ?もとより艤装や航行の方法を知らないよね。

・その他摂社末社
住吉大社にはたくさんの摂社や末社が境内内外に存在しますが
それぞれが住吉大社に寄り添いながら、祈願に訪れる人々の話を聴き、必要に応じて大神と人との間を行き来なさっています。
その中に、積み荷、貿易手形、通信設備、警告表示、海図、寄港許可書、資金の用立て、そして航海の後継者、相談窓口まで、あなたの航海に必要な一切が用意されています。
手続きの方法を知らないというか、生活に組み入れてないですよね?

このように住吉大社には、巷で言われているスピリチュアルとは桁違いにかけ離れた「現実」の人の生き様を、西暦200年の弥生時代から累々としたそれも「現実」として積み重ねている聖地です。
上に書いている事を勘案し、祈願をして巡礼してゆきます。
単なるお礼参りというものは、この宮の場合意味を成しませんし、少なくとも住吉大社のご修行の手伝いにはなりません。航海は続いてゆく現実そのものですから。

また、住吉大社と稲荷はとても密接な関係なのも特徴で、稲荷をしっかりと信仰されている方であれば、
決して特例とかではないのですが、住吉大神の構造をすんなりと受け入れ、理解することができますので、当然、祈願の発信とレスポンスの受け入れが早くなります。
そして、出雲の神々さまとの連携も活発になりますね。

機会があればご一緒いただいて、あなたの航海を活性させていただければと思います。

巡禮記先達

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