ブログ 巡礼のおはなし

【広隆寺の弥勒菩薩さまから教わったこと】

投稿日:

【広隆寺の弥勒菩薩さまに教わったこと】

弥勒菩薩さまは、お釈迦さまが亡くなられた
56億7千万年後にこの世にやってきて、
人々を救済し弥勒の世をもたらす
未来仏と言われている。

弥勒の世は、56億7千万年後に、つまり
現代の人々の時間軸の捉え方では、
永遠に来ないということになる。

.
けれども、時間というものが本来は自在で
いつだって【今】しかない
ことを説く、

般若心経にもあるそのお智慧を得ると、

.

56億7千万年後も、1秒後も、同じ今であり
人の心の自在な観点で、
弥勒の世は今すぐにでもやってくるという。

 

だから、弥勒菩薩さまは
「とき」のマスターなのだと思った。

.

御前で手を合わせているうちに

苦しい思い出がふと湧いてきたから
それもお話ししてみると、

 

弥勒さまからこんな風にお返事を
もらえたように聞こえた。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

辛いこと、悲しかったことは過去にある。

不安なこと、心配なことは未来にある。

お前は、そう思い込んでいる時に
心が晴れず苦しいだろう。悩むだろう。

 

お前の心は、すぐにその3つの時空界を
さまよい、旅に出て、忙しそうだね。

 

過去、今、未来、のどれもが存在するのは
その心のうちだけ、だ。

 

ここには、【今】しかないので、
トラベルの仕様がないのだが、

人の心は、過去をも未来をも瞬間的に
創り出すことのできる能力を持っているのだ。

そしてその創り出した時空間を自在にトラベリングする能力、創造力を与えられている。

悩めるのは、
その、人の自在な時空間を旅する能力ゆえ。

苦しみは、
その、人の自在な瞬間創造力の高さゆえ。

 

そして、非常に豊かな記憶の容量を持ち、
それを智慧として活かせる判断力を持ち、
それを行動に移すことのできる身体を持ち、

そして、そのすべての体験を一人一人固有の
振動数による感情や身体感覚。。。そう、

喜び 悲しみ 楽しみ 怒り を以って
魂の生きる躍動を知ることができる。

この素晴らしい、人というものの全てを

《どのように活かすのか》に

気づいてもらうまで、人の輪廻を見護り、導き説くのが未来仏であるわたしの仕事だ。

 

ここには今しかないのだが、
人の心が自在に時を行き来できるのだ。

.

思い馳せて夢を描くもよし、学ぶもよし、
憂うもよし、悔やむもまたよし、

たま磨き、自由に旅せよ。

.

時空を旅して如何様にも体験を味わうために
人に生まれたのだろう。

 

どのように活かすのか、本来それは
人であるあなたの魂にしか、わからない。

 

言い換えれば、これら人のもつ、素晴らしい
本来の能力、才能、資質、喜び、を
再び自覚してゆくことで、

可能性という意識領域が拡がり、
もっと活かしたくなり

自ずと発動してゆく。

自らを活かそうとすれば、より一層
「とき」を自在に
味方につけてゆくことができるんだよ。

 

悔やむこと、恨むこと、引きずること

憂うこと、無力に思うこと、絶望すること

それもまた、自らを限定し狭めて小さくしてゆく動きの経験として同じように尊いが

この素晴らしい「ときを自在に行き来するチカラ」を、そういった限定だけに発動していないか、よく振り返ってごらん。

 

逆のベクトル。。。つまりあなたの中にある【あなたを活かすための】無限の拡がりにもアクセスしてゆくことができるんだよ。

 

未来からも過去からも智慧(ヒント)をもらえる。

未来からも過去からも、決めて行動する勇気をもらえる。

 

さぁ、思い出しなさい。


その目を覚まして、もうすでに
時を自在に行き来しているそのチカラを
最大に活かしなさい。

そのチカラ、信じてごらんなさい。

その「時」は今ですよ。

智慧に学び 流れを愉しみ
惜しみなく 創造してゆきなさい。

 

そして、疲れたらここにまた
もどっておいで。

なんども、なんども休みにきたらいい。

そして 心の安らぎを 大切な誰かと
今にくつろいで 分かち合えるとき

 

そのときが、弥勒の世なんだよ。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

最後まで読んでくださって
ありがとうございます(^-^)

私が弥勒菩薩様から教わったように
感じたままのメッセージをシェアしてみました。

 

記:松本育子

 

-ブログ, 巡礼のおはなし

執筆者: