巡礼のおはなし

–生き方と須佐厳の師について–① イントロダクション

投稿日:2017年9月12日 更新日:

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須佐厳の職業って何ですか
本職って何ですか?
とよく尋ねられるのですが、

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その時は、胸を張って「商売人です」とお答えしています。
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なぜかというと、
人が生きて行くためには飯を食ってゆかなくてはなりません。
それには労働やら経営やら、つまり飯を得るための手段が必要なんです。
必然的に「職」というものに就きますが、ここで再確認しましょう。
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「職」には貴賤の差はありません
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マイクロソフトのビルゲイツさんも歴代の日本の総理大臣も、
須佐厳も、そば屋のおやじも、飯を得るため方法は異なりますが
みんな同じ行動をしています。

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そうです、生きてゆくために労働をしている。
ここに差別は生じません。なりわいの姿や、年収で職を差別する人は根本的にヘンです。

でもね・・・「生き方」にはその差が出てくるんです。
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言葉で表してみましょう。
礼、義、信、恩、謝、募。
これを表現すること、できる人とできない人がいます。
ひどい人になりますと、親の代から理解すらできない人もいるので驚きです。

.あなたはできていますか?
例えば 信じられないくらい簡単なことです。
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電車で座っている時に、お年寄りやら体の不自由な方に前に立たれて、
あっ!勘違いしないで下さいね。席をゆずるんじゃないんですよ。
俺の言いたいのは、
寝たフリをしないでね、ということです。
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そうだ、この際ですから、
須佐厳の「商売の師」の話をいたしましょう。
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ええっ?!あの辛口評論の須佐厳に師匠がいたのお?!
何をおっしゃいますやらお客さん。
「師」がいたから今までやってこれたのです。
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しかしながら須佐厳の師は日本人ではありません。

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富豪を作ることもできず、すぐにポシャる小金持ちを
薄っぺらく養殖する経営セミナーではありません。
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悲しい話、どこかで島国根性が見え隠れする日本人の中には「師」は
おりませんでした。
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俺の商いの「師」は、常におれが傍で商売を学んでこれた、
おひとりは神戸在住の、そしてもうおひとりはバンコク在住の
華僑なんです。
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今日、神戸の関帝廟に久しぶりにお参りをして
師匠のことをふと思い出しましたので、
忘備録もかねて、皆様に知っていただければと思います。
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須佐厳
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–生き方と師について–②神戸の華僑老師 に続く

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