えーーーーまず、
信仰と
宗教を
間違えないようにねー
宗教てのはもともと、
広く神仏に向かって、
私たちが幸せに生きてゆく願いを発しやすいように、
誰かが先頭に立って
お手本を見せるために存在する団体意識です。
弘法大師様や、最澄様、法然様、親鸞様、蓮如様、道元様、
日蓮様、空也様たちが
奈良時代から鎌倉時代にかけて
創った団体がそうだよね。
千数百年経った今も、
しっかりとそれを創った人の想いを
私たちに伝えてくれていますよね。
片や、
おもいっきり誰かに傾倒したり、
他を否定することによって、
自分たちが唯一無二の絶対性である！と
広めている団体のことを、新興宗教と言います。
詳しく言いますと、たとえば、
・神様にお願いをしちゃいけない！
・バチが当たる
・地獄に堕ちる
・前世のカルマが祟ってる
・悪いものが憑いてる
・先祖の魂が成仏していない
・悪霊のせいで不幸
・そいう星の元に生まれてる
・生まれてきたこと自体が罪
・あなたの魂のレベルは違う次元にある
って、ものすごく上手に言われたら
「それを言った人」を信奉するよね。
で、
・これは秘伝だけど、君だけに教える
・皇室だけが用いた奥義、
・ひとつだけ方法があります
・俺には神がついている
・いま、観音様からお言葉がありました！
・あなたの魂をクリアリングして元の次元に戻します
・最新最高のメソッドです！
なんってことをひそひそと言われたら
なおさら救われたくて狂信するよね～。
狂信しても仕方がないよ！
なんとなく身に覚えのある見えないことを
ビジュアルに近い表現で見せつけられるんだから～。
その、「なんとなく身に覚えのある見えないこと」って
実は、すべての人が産まれながらにして持っているもので、
当たり前のことだから、フューチャーしてくれなくてもいいんだけど、
それをわざわざ使って「脅されたら」、
今までの過去を なかったことにしたり
捨ててしまって、生まれ変わりたくなっちゃうよね。
そうしなさい、あなたならそうできるからって言ってもらえるから。
つまり。徹底的に自己悲観をさせて、
救いのようなものと、希望のようなものを与えようとする。
これを「新興宗教」といいます。
じゃあどうしたらいいの？！ って？
え？ 納得できるなら新興宗教でもいいじゃないですか？
新興宗教は「悪」ではありませんよ！
失意の底の人を救済しようと頑張ってます！
でも、とことんやって、なんにも変わらないってことを
お勉強するのもよいことです。
わざわざ因縁（おどし）を取り憑けてもらって
それを祓ってもらう（すかし）ようなことを繰り返してるんですから
それがわかるようになるのもお勉強かもしれません～。
でもね、それがもう判ってきてる人が多いので
じゃあどうすりゃいいかと言いますと、
あなた自身の人生を 否定批判するものを追い出して、
大昔から連綿と語り継がれてる、幸せになるための「実績」を
習って動いてゆけばいいのだと思います。
「殉教歴」じゃないですよ！「祈願達成歴」だよ！
あなたのすぐ近くのお寺やお宮に行ってごらんよ。
わざわざ有名なところにゆかなくてもいいから。
そこって、大昔からあるでしょ？
国の差、地域の差はあるけれど、
おばあちゃんやおじいちゃんがやってたように
ちゃんと願いを立てに行って、
神様や仏さまと、正しく向き合う意識でもってお付き合いを始めてみようよ。
え？つまんない？
そっかー、古臭くてつまんないかもしれないねー
でもね、生まれながらにして背負ってるカルマなんてものは
お寺や神社に願いを立てに通いながら、
先祖のことを知りたいと思い始めたら勝手に教えてくれるよ。
昔こんなことがあったんだ！
この先祖はこんなつらいことがあったんだ、苦労をしたんだ。
あるいは、こんな偉業を成したんだってこともわかってくるし、
へーーこのお宮でこんな人が願いを叶えられたんだ。
ここで事業を始めてこんなに大きくなったんだって
鳥居や玉垣にも刻んであるよね？
このメッセージって
あなたを脅したうえで差し向けられる
「救いのようなもの」より
はるかに早くあなたを立たせてくれると思いますし、
カルマとか言われるものの供養ができると思いますよ。
これを「信仰」といいます。
むっちゃ簡単にしゃべりましたけど
ちょっと整理しておいてくださいね～
巡禮記先達
