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賜りもの【氏神さま結び】

投稿日:2019年1月28日 更新日:

 

崇高な存在を敬い慕うこと
包まれているあたたかなものに感謝して布施をすること
気の毒なものに哀悼の念を送り供養すること
これらは「徳」と云われるもの
.

幼少のころよりすばらしい教えを受け
この徳を知らず知らずのうちに
苦無く積んでゆけばどうなるか
.

生を受けてこの世に生まれてきた者として
これほどすばらしいことはない
.

氏神、産土神にかわいがられ
ご先祖に護られ
仏たちが包み込む
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やがて使命が与えられるが
まっすぐに生き抜けば
それでよいと云われ
何処に行っても神々が迎える
.

だから
思いもよらないすばらしい伴侶に引き当てられ
清浄な場所に案内されて
くらしはゆたかで満ち足りたものになり 人々が集う
.

.

 

一方
ではその徳を賜らずに生まれたきた者は
どんな余生を過ごせばいいのだろうと
現実の自分の居場所を見て
神仏やそれを敬う者に
噛みつきたくなることがある

.

そんな憤りの中を迷いながら
しかし手っ取り早く 優しくされたくて
他人より優位に立ちたくて
長じるように比較されたくて
.

だれかに扇動された世界に身を投じて
自分本来の素晴らしさを塗り隠して
他人との比較 つまり
妬みの世界に入ってゆく
.

そして人生の半ばに差し掛かり
ボロボロになって気が付く
自分の心と身体
.
実は、賜りものは そんな中でも輝きを失っていない
徳を賜らずに生まれてきた者は
徳を積めるように輝いているはずだ
.

気が付けば
この時、この場所で生き続けていることそのものが
徳なのだ
豊かさそのものなのだ
.

魂の新陳代謝をよみがえらせて
ちゃんと磨いてゆく機会が目の前にあるのだから
.
その手ほどきは
自分を陰で守護するもっとも近い神と
培ってきた
恨めしい経験の智慧にある

 

巡禮記先達
.


 

氏神さま結びから始めましょう
明日からでも遅くなはいですから大丈夫ですよ

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