【自分の名前を大事にね】
生まれて名付けられた時から、
嬉しいときも悲しいときも
愛されているときも
孤独にふさぎ込むときも
いつも
呼び続けられてきた名前。
大切な人たちに これからも
呼び続けてもらう名前。
一生かけて、
自分を愛する責任の響き。
一生かけて、愛おしく
この身に呼びかけ続ける名前です。
名前は 存在を 愛し合い認め合い許しあう
一番短い祈りの言葉。
《生まれてきてくれてありがとう》
《ここにいてくれてありがとう》
という、存在そのものへの祈りを
音や文字といった【カタチ】に
込めることができるから。
祈りを込めて呼び合うとき、
オリジナルな幸せを叶える
ご真言になる。
神仏やご先祖さまに祈るとき、
応援と供養の依り代になる。
自分の名前を大事にね。
名前というささやかな日々の祈りを、
あなたの大事な音のリズムを
大事にね。
記: 松本育子