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熊野再生の巡禮記 に思うこと

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巡禮記熊野三山ツアー、おかげさまで

参加のみなさまと無事に終えてきました。
熊野再生の巡禮記 のテーマが
裏表どちらも自分の人生において
大切なファクターで、
切り離せないものだからこそ
丸っと扱っていこうよ、というもの。
 
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熊野には
破壊と再生の祈りの地と言われる所以の
聖地がたくさんあります。
いろんな意味で真逆のセットがたくさん
散りばめられているのです。
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イザナミさまの墓所には向かい合わせに
死の原因となった軻遇突智様が祀られ、
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この世の天界を司り、天界の執着をも離れた
ところに全ての如意の智慧をもたらす
深い悟りの如意輪観音様が本尊である
青岸渡寺では、名前というこの世を生きる
個の執着を持って塔婆供養をします。
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最後の山の上にある阿弥陀寺は、
死者を送り出す弔いの地でありながら
先祖供養とともに過去の自分を許し癒して
またあたたかく迎えることのできる場です。
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一方で、人により分離するように
カテゴライズされてきた分野が
ここではとても自然に調和して存在し、
当たり前の姿として習合されています。
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本宮大社には神を父に仏を母に、と
神仏習合を表す大きな幕が掲げられ、
神道だけ仏教だけの枠は感じられませんし
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飛瀧神社の祈願所では、
神道の大己貴命様と仏教のお不動さま
修験道の祖役小角さま、そして大自然を
神としてすべてがそこに習合して祀られ
とても心地よい祈りの空間として
開かれています。
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そんな聖地熊野での祈りは
どんなものになるのでしょうか。
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例えばご主人が奥様を大切に思われて
怒らせないようにがんばることがベスト
なのではなくて、
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怒らせても怒っても
また仲直りできる信頼やつながりを
信じられる力こそが熊野でいう再生の祈り。
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例えば
自分が何を選んでいいのかわからなく
なってしまったときに、
わかるようにならなきゃとがんばることが
ベストなのではなくて
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今はわからなくてもいい、何を選んでも
どう生きても、大丈夫だからと守護を願い、
自分の名前を大事に心とあたたかく結び直して
手を合わせるのが、熊野の再生の祈り。
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一方通行な祈りにならず、
どこまでも繰り返していく波のように
今を生きる祈りです。
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外で起こってくるたくさんの変化や事象に
惑わされずに、
自分の中の神さま仏さまとの
つながりの中にいる、ということは、
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人を避けて距離を取ることよりも
いろんな人と試行錯誤に関わり暮らすなかで
みんなそれぞれに精一杯生きている世界を
触れ合いながら、
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起きてくることを楽しみにできるということ。
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祈りの先はなにも特別なものじゃない、
そんな日常をただ楽しみにできる力
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その、さりげないけどすごく豊かな力で
ご先祖さまや周りの人を人生に
面白く巻き込んでいく流れを
再生の地熊野での巡禮記では祈ります。
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今回のツアーも実り多いものとなりました!
楽しかった、ここはしんどかった、
あたたかかった、ご供養を感じられた、
ご飯が美味しかった、これて良かった、
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色んな感想がありますが
みなさま本当にありがとうございました。
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これからも熊野三山ツアーは春秋に
定期開催して参りますので
よき折にご参加くださいね!
巡禮記先達一同、ご一緒できますことを
心より楽しみにお待ちしております。
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巡禮記  松本育子
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