スサペディア 巡礼のおはなし

人の寿命て生まれた時に決まってるてホント? スサペディア

投稿日:2022年11月15日 更新日:

人が死ぬ日は
生まれた時に決まってるんですか?

というご質問に回答させていただきました。

そもそも 仏さまは、人や生き物の寿命は
生まれてきた時に決められているものではない
とおっしゃいます。

生まれてきた時に決められていることは
「確実に死ぬ時が来る」
ということだけで、

その日時は、
仏が「寿」として見守っている「命」を
その人がどのように取り扱うかで
万象に変化するものだとおっしゃいます。

ですから私たちにとっては、
その「寿」な「命」を
長かろうが短かろうが
大好きな人たちと愛し合って
喜び多き時にしてゆくのが
人の本来の仕事ではないでしょうか。

また、
寿な命を喜びの中で全うするのが
成仏には欠かせない条件ですから、

喜び多き時にしてゆくということが
その経験を魂として子孫や未来に伝えられる
とても大切な修行だとも思います。

仏さまは
なぜ人の命の長さを
「寿命(ことぶきたるいのち)」というのか
それを考えれば
死ぬ日時が決められてないということが判ると
付け加えられます。

「どうせみんな死ぬんだから!楽しまないとね」って
公演の度に繰り返しておられた
故 寂聴先生の一言が思い出されます。

あ!寂聴さん!こんなとこに生きてた!って

 

-スサペディア, 巡礼のおはなし
-

執筆者: