【熊野三山】命を授かる
命を授かる。
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このために人は生まれ愛しあう。
愛しあうために生まれてくる。
つまり、おおよその人のすなる
「祈り」もこのためにある。
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ご神仏たちは
そのために、たくさんの智慧を携え…
祈りに来る人々を待っている。
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だから人は、
産み出した者にありったけの愛を持たせようとする。
ありがたいと命の恵みを抱き締める。
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そして自分を産みだしてくれた者に
ありったけの追慕の念を送る。
ありがたいと回向(えこう)する。

産み出した命と
生まれてきた命。
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その尊い距離にご神仏が
手を差し伸べる。

命をつくりだす者
命を授かる者
愛する者と
愛される者
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オトコ と オンナ
オヤ と コ

血などどうでもよい
名など名乗らなくてもよい。
言い訳などしなくてもよい。
謝ることも必要ない。
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ひたむきに命を産み出すために愛しあう。
その連綿とした再生を
無限の繰り返しを教えようとする。

つまり、生と死が極端にシンプルに横たわる。
熊野は再生の地
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巡禮記大先達 田中数人