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巡禮記ツアー 熊野 【黄泉の国の入り口】

投稿日:2016年12月24日 更新日:

3月3~5日の熊野ツアーに向けて、
熊野のお話し その6
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紀州、熊野に行ってきました。
何回目の先達になるのだろう・・
「魂の再生」と名打っての
熊野という「黄泉の国の入口」への先達です。

皆さんにはご先祖様を背負ってきてくださいと
お願いしています。
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それぞれ、ご成仏にまだ至っておられないご先祖様や
ご縁故の方々を載せて、
そして普段信仰なさっている地蔵様などをよっこらしょって背負って
遠いところから集まってくださいます。
今回は東京や旭川からご参加くださった方もいらっしゃいました。

さて、
黄泉の国の先達ってのは二つの意味があります。
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一つは背負ってこられたご先祖様たちに、
極楽浄土の「下見」をしたいただくツアーにご案内すること。
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もう一つは
ご参加いただいた人が、やがて黄泉の国の入り口に至るまでに、
その方の生きざまについて、あれこれと考えていただくこと。
つまり、何をしてどうなりたいかって祈願ですね。
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その二つを柱として先達させていただくわけですが、
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誰しも「生きざま」がしっかりとしていなければ、
娑婆(しゃば)に未練が残りますね。
そしたら黄泉の国に行っても、やり残したことが多すぎて、
極楽浄土って所にはたどり着けないわけです。
行き場を失って、おばけになっちゃう。

だから、平清盛様や源頼朝様が武士の世を創り平定し、
民に平安をもたらそうとして祈願したところ、
空海様や最澄様が人の魂の根元としてご修法なさったところ、
一遍様が念仏を発願なさり、文覚上人が弁財天信仰の広教に奔走なさったところ
日秀様が補陀落渡海に出帆なさったところ。
つまり黄泉の国の入口ってのは、
私たちが今日利用したり目にしていることのほとんどを
人の生死を超えて生み出したところでもありました。
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ですから今ここ、この場所で、
今生の目標の設定とその実現に至る信仰と動きを
ご参加者それぞれが自分の生きざまを見直し、
告悔し、あるいは肯定しながら整えてゆく旅になるのです。

かたや極楽浄土の下見に行ってこられたご先祖様たちは
どうしても極楽浄土に至りたくなります。
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皆さんが皆さんの祈りを叶えることができれば
心配してついてこられたご先祖様たちも
安心して極楽浄土に旅立てるわけですから、
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ここに、目的は違いますが
それぞれの幸せに向かおうとする
同じベクトルが生じます。
つまり、人もそれを取り巻く魂たちも、幸せになろうと動くチカラです。
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しかも、ご先祖様たちには、
「私たちを忘れることなく、ここに連れてきてくれた」という
皆さんに対する「信頼関係」が生じています。
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その力による動きが出れば、
見る見るうちに行動が変わってきます。
変わりたくなくても、目に見えない原動力がありますから、
多少の艱難辛苦を味わいながら、
嫌でも幸せに向かって動いてゆきます。

黄泉の国の入り口というのは、安っぽい「何とかパワ~~」で
表現できるものはなくてですね、
このように「祈りが形になりやすい」構造をしていますので、
心して先達をさせていただいております。
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どこそこに行ってパワーをもらうとか、
そんな観光ツアーではありません。
ハイ!ここが黄泉の国の入り口の穴ですよ~
てのもありません。
でもね、一歩間違えば、
今まで蓄積した財産もすってんころりんと奪われる場所です。
隠れていた家系の何かが、
一気に噴き出してくるところでもあります。
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ですから須佐厳と松本育子が目に見える先達として、
目に見えないたくさんの方々に黄泉の国を行き来していただきながらの先達をしていただいて、
トータルの先達となります。

道中、人やモノにたくさんの心霊現象が現れるのは
TV番組では絵面がいいでしょうが、
そんなことは当たり前でどーでもいーことで、
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ご参加いただいた全員の方に祈りを学んでいただき
しあわせになるための動きをつけていただければと思っています。
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で、須佐厳たちの祈願は何かとたずねられましたらですね、
今回、
1万人を熊野に先達することという目標を建てさせていただきました。
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次回はあなたもご参加くださいね。
むつかしく書いちゃったけど
とにかく楽しいツアーです。
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田中一人

 

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