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【祈りを揃えないこと】

投稿日:2018年4月18日 更新日:

祈りに

理屈も名も謂れも作法も大きさも

そんなに大切なことだろうか。

 

祈りに、聖地に、どれだけ価値をつけても

個々の体験の尊さの前では

揃う言葉など何1つないだろうと思う。

 

その祈りの場に立って ご神氣を感じる全身は

周りの水や土や石や

杜や神木と共鳴してゆき、

「存在」という恩恵を辺りに響かせていく。

人は祈れる存在だから、

見えるものも見えないものも全て

周りの世界を巻き込みながら

意識の渦を巻いて、どんどん世界を創っていく。

 

祈ったように、生きていく。

 

人の祈りは 「魂の叫び、時のご縁」

・生まれて存在している歓び
・自分がそれを体験できる身体を持つこと
・魂が希求する体験
・やがて周りを幸せに巻き込み
全体のバランスにつながっていくもの

ならば、

その祈りの生まれる種となる「願い」を

個々に揃えず、大切にしてあげよう。

願いは「思考・志向」

・お金・健康・人、モノのご縁
・満たされたい感覚と結びつけられる現象
・個としてバラエティーに富む体験

だから、その願いの種となる「欲」も

「感情」も、大切にしてあげよう。

それは子育てとおなじようなもの。

その過程にどれだけの理屈と価値をつけても

名も謂れも作法も、

個々にしたい体験の尊さの前では

揃う言葉など見つからない。

欲望も、願いも、祈りも

言葉にすれば順に価値が大きくなっていくように

感じるけれども、

みな、どれも 尊くて、大切なもの。

 

大切に見守ることと野放しは違うから、

尊いからこそ、

人が人としているために

愛おしく、揺らいで、育ち育ててゆける。

 

巡禮記のお詣りは、

祈りを揃えないことが最大の魅力だと思う。

自分で自分の体験を愛して

自分の祈りとともに

その生き方を創っていけるように

 

様々な、聖地や神社仏閣に

皆様をお連れして、ご案内しているけれど、

 

みんな、それぞれの祈りをしてることが

とても美しいなと感じる。

神様も仏様もご先祖も 祈りとともに

溢れるようにくださる 応援を感じるごとに

住む土地を愛して、そして

訪れた土地を愛することになっていく。

 

出会う体験も きっかけも、嫌なことだって

ゆくゆくはみんなご自身の味方にして、

巻き込んで 大きな目で

イキイキとした自分らしい渦を巻いてくださったら

すごく、嬉しいと思って

それを先達の祈りとしてお仕事をしている。

そしてその祈りが、叶い続けていることを

たくさんの参加者さんたちが教えてくれる。

 

巡禮記のお詣り遠足 ツアーが

どんどん面白くて楽しく深くなっていること、

どうぞ、ご自身で体験しにきてくださいね。

 

記: 松本育子

 

 

 

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