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【仏心】

投稿日:2019年2月28日 更新日:

【仏心  】

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熊野三山ツアーの最後に行くのは
高い山の上の阿弥陀寺におられる
優しい優しい阿弥陀如来さまのところ。
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阿弥陀さまのところで、みんなほっとする。
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いろんな感性をいっぱい生きて動いてきたから、その仏の場に身体を預けた瞬間に
ほっとできる。
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ほっとするとき、その心のスペースを
わたしは【仏心】と呼んでいる。
それはみんなにあるもの。
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あったかいほわんとした心の部分
おちつくところ。
底にあるようなスペース。
包まれるあったかさや広がり。
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それは誰でもみんなにあって、
気づくだけで あったかくなってくる。
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自分に辛い悲しいことがあって
嬉しく楽しいことがあって
がんばってることがあって
うまくいかないことやチャレンジもあって、
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見守ってくれる誰かがいて
喜怒哀楽を表現できるきっかけの人がいて
傷つけ合うくらいに魂触れ合う人がいて
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その場を分かち合える誰かがいたり
隣で励ましたり笑っててくれる人がいたりして
自分のこと以上に祈ってくれる誰かがいて、
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そういう生きてること全部に、
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一緒に応援してくれるご先祖さまや
これから応援に回るご先祖たちがいたり
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頼りにしてる神仏がいたり、
住んでる土地の氏神さまの守護や
いのち行っておいでと送り出した産土さまがいる。
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自分っていう括りは
どれだけのチームで成り立ってるのか。。。
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どれだけ線引きのできない縁と
どれだけの愛と智慧のつながりで
日々生まれ変わっているのか。。。
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それを感じられる心の感覚、
視点が「仏心」なのだと思う。
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自分の仏心がじわりと感じられると、
誰かにも仏心があることを感じられるようになる。
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これは、巡禮記の熊野ツアーの中で
阿弥陀如来さまの優しさの中で気づいたこと。
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青岸渡寺の如意輪観音さまの前で
伝わったように感じたこと。
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同じように伝わったことなんだ。
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同じように
どんな人にも心の何処かに
自分ではわからないところに仏心があって
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気づいていようといまいとに関わらず
そして、たとえ最悪に感じる嫌な奴でも
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同じように生きている背景があること、
応援があったり喜びがあったり
孤独があったり傷があったり
たくさんのチームで今を懸命に生きている
そんな魂なんだとわかる。
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その人単体で観るのではなく
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真ん中にある同じ仏心にたくさんのチームが
くっついているその集まりが
していることだと。
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その仏心から仏心へ、
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「これは私に何を伝えているんだろう?」
「これはどんな学びをくれてるんだろう?」
「どんな体験の愛を気づかせてくれようとしてるんだろう?」
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こんな視点も生まれてくるんだ。
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「いやだ」という自分の気持ちに
素直になることを
伝えてくれているのかもしれないし、
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軽く、やわらかく、力の抜ける方向へ
何かしら教えてくれてるチームなのかもしれない。
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色んなことは、私への仏心の、一つの大きな
いのちからの贈り物なのだと捉えるだけで
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「経験を智慧にして幸せのなかを生き切る」
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その救いをなさる仏様の、
一つの大きな悟りからの智慧が
チームたちを動かして、
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《人をして、モノをして、出来事をして》
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伝わっている。すぐにはわからないことが
その意味が時差で腑に落ちていく。
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だからまず阿弥陀如来さまとか
好きな仏様のところへお参りに行って、
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自分の体験で身体ごとほっとするその仏心に
出会っていく、出会ってみる、感じてみる、
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感じる感覚を育ててみる、
感じる機会を日常にしてみる、って
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とても豊かなことだと思う。
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信仰はひとつの出会い方。
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人の心は弱いし隙間だらけだから
信仰っていうだけで
一つ間違えば決めつけられた偏りのある
変な誤解も偏見も入ってきやすいけど、
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人の心は案外強いしあったかいから
いつからでも日常の信仰から
仏心を大切にしていける。
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太陽の光を拝んだり
ご先祖さまに手を合わせたり、
信仰のスタイルは関係なく、できる。
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誰にでもあるその心のスペースを
大切にしてみようと思うと、決めると、
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そこから神仏の応援が入り
周りからの応援も入ってくる。
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人との距離感も学べるし
自由に躍動するときの制限の鎖も少しずつ
行動で取り払っていける。
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人生で出逢う誰かたちとのドラマは
自分一人を点で捉えると つまらない。
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観方(味方)の豊富なチーム自分、を
時に意識して
面白くダイナミックに体験しよう。
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ほっといても起きることが起きていく
展開して行くこのどうしようもなく
切ない「生」を
自分だけのギフトに育てよう。
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それを可能にするのは
自分もまわりも大切にできる「仏心」。
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それは誰でもみんなにあって、
気づくだけで あったかくなってくるもの。
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自分であることにホッと寛いでいるとき

その心の広がり、あたたかさ、スペースが

あるなぁ  と気がつくだけで

自分もまわりも人生も

たまらなく愛おしくなってくるもの。

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色んなお参りの中できっと出会える
あなたの仏心に触れて
味わってみてくださいね^_^
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記 松本育子
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