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お誘い 巡禮記遠足 飛鳥 10月8日(火)

投稿日:2019年9月11日 更新日:

平日の巡禮記遠足
飛鳥巡礼(あすかじゅんれい)です
平日だから、会社は、ずるやすみして来てね!(うそ)


 

巡禮記で毎年
なんで飛鳥を巡礼するのかと言いますと、

ものすご~く たくさんの理由がそこに在るんですが、
ちょっとだけお話しちゃう。

まずですね、飛鳥時代に、

私たち日本に住む人々が、神様のことを学ぶ時に、
一番重宝する書物「古事記」と「日本書紀」が
その場所で編纂されたという背景と、
それをやろう!と思い立った人、携わった人が一堂に会してるからです。

そして、飛鳥って、

その場所である、藤原京があったところですね~
唐の長安を模した、日本で最初の、近代的な都でした、
そしてそれは、それを創った人の、ほんの4代後に
平城京として、さらなる大きな都になってゆきます。

外国に負けんように!と、由緒正しき美しき国にしようと、外交が盛んになるのもこの時代で、聖徳太子、推古天皇に智慧をもたらした仏様がお座りになったのも飛鳥時代の初めでした。

また、その時の天皇たちは

伊勢神宮を日本国の総氏神として、大嘗祭を初めて執り行い、
仏教も大切にして、神仏混交の信仰形態を作り出し、
日本の信仰の基本を作り上げた指導者たちでした。
それから、奈良時代、平安時代を経て、明治までのながきに渡って
その形態は私たちの魂のよりどころとなってきましたよねぇ~。
(明治の廃仏毀釈で、ことごとく破壊されますけどね)

 

またそして、

時の天皇と、天皇を支えてきた、豪族と呼ばれる人々によって、
大宝律令という法律が生まれ、実際に施行され、
中央集権の仕組みが成立したところでもあります。

この自治によって都市の近代化と、
縄文、弥生時代のように「謀略」による支配者が弱体化して、
なんだかんだ言いながら、平安時代後期くらいまで、平和で知的な日本になっていったわけです。

その中でも

飛鳥、奈良時代のながきに渡って、摂生を務めてこられた
藤原鎌足(ふじわらのかまたり)、不比等(ふひと)さま親子って、
どんだけ人心を集めて、人の世としての政治をやってこられたのかは、
いま「神様」になっておられますことで、その超人的な手腕を偲ぶことができますし、
人の暮らしを「善」とした仏教的な祈祷で著名な阿倍仲麻呂や阿倍清明の祖である
阿倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)という豪族が誕生したのもこの時代です。

などなどと、人に関しては、まだま~だあるのですが、
私たちの生活の基本の基本ができたのがこの時代なんです。

たとえば、

縄文時代の屈葬人骨から発見される矢じりや、頭骨の陥没を見ればわかるように、
縄文なのどの古代人が平和で友好的だったというのはウソとまでは言えませんが、
食物をめぐる土地の奪い合いによる、戦(いくさ)とまでは言えない「喧嘩」が絶えない世だったようで、
縄文・弥生時代の平均寿命はわずか30歳でした。
でも、飛鳥時代に入るとその平均寿命は50歳前後にまで長くなっていることに注目くだされば判るように、

「日本が、無計画な人の集まりではなくて、向上心をはらんだ信仰と政治形態を持つようになった」原点なんです。

欽明天皇から続き、大化の改新を遂げた中大兄皇子(天智天皇)、天武持統天皇、文武天皇、それから奈良時代への橋渡しとなる聖武天皇まで、(間、けっこう はしょってます)

みんなの大好きな額田王(ぬかたのおおきみ)が生きていたのも、善政を維持した高市皇子(たけちのみこ)、
文学人の祖である、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)がいたのもこの時代です。

ほんでさいごに、

飛鳥には、他の地域では見られない石造物が、たっくさん残っています。
猿石や酒船石など、その用途が学会で議論されるようなものもあるんですが、
僕は、遊びで作ったのが本当の製作理由ではないかと思いますから
どれだけ学術的な論議を重ねても、答えが出ることはないでしょう。

でも、圧倒的に群を抜いて数の多い石造物があるのですが、
それは何かと言いますと、

「男根」なんです。要所要所では「女陰」もあります。
善き男子と、素晴らしいまぐあいを重ねて、
仕合せの中で、丈夫な子供を授かりますようにと祈りが
街角ごとに繰り返されてきたことがわかります。

つまり、どいうことかわかりますでしょうか?
統治が進んで、農業もシステマチックなって、作物なども豊富になり、
人々の飢えが無くなったり、縄文・弥生時代のように、
土地を追われることもなくなったということですね。
つまり「平和」になって、文化的な暮らしができるようになったということなんです。

そうなんです、

実は飛鳥時代って、すげーーー!のです。
「古代」とひとくくりにされてしまってますが、
なによりも。その発展に取り組んだ、実在した人名が遺ってる
日本で一番古いトキなんです。


 

ですから、観光ではなくて、巡礼としてこの地を巡ることによって、
なにより今の統治国家で生活している私たちの魂が喜びます。
この時代に生きた魂を、だれしも、ひとかけらは宿していますから、
魂にどこか、向上心というベクトルの芽が芽生えるのもこの巡礼からだと思います。

窮状を脱する智慧なんてものは、飛鳥のあちらこちらに転がっていて
好きに利用することができます。

その当時に政治を整えられた先人たちは、みな神になって、坐ってあられ、
私たちが智慧を求めて訪れるのを待ってくださってます。

そんなこんなで、毎年、飛鳥もうでを巡禮記の定番として執り行っているわけです。

田中はですね、中学2年生の時から通ってますね~
アスファルトの道のほうが少なかったころです。

長い前置きとなりました~
さあ、ぜひとも、ご一緒しましょ!


 

◎ 巡禮記遠足 飛鳥巡礼

日時:2019年10月8日(火)
11時から18時くらいまで

集合、解散場所は、お申込みいただいた方にお伝えします。

参加費:1万円

巡礼場所
・檜隈大内陵
・飛鳥寺
・飛鳥坐神社
・談山神社
・阿倍文珠院 など
(時間の関係、参加者の必要性で、はしょったり、増えたりするところがあるかもです~)

お申し込みはこちらからどうぞ~
https://ws.formzu.net/fgen/S98130559/

 

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