●3年で満願、ゆっくりへんろ 

巡禮記は、空海さまが私たちに伝えようとなさっている、信仰と供養の大切さが最も色濃く浸透している、四国八十八か所霊場巡礼を、広く皆様と経験したく、ライフワークとして永く続けてゆきたいと考えています。

しかし、一般的にはこれで充分なのでしょうが、
ごく短期間で多くの札所を訪れるスタンプラリー化していることも否めないですし、ガイドブックもそれに準拠比類したものが多いですよね。

そこで巡禮記としましては、おおむね3年をかけて、八十八か所の聖地を、その周辺や沿革も含めてゆっくりと巡礼しようと思っています。

巡禮記がその3年を繰り返すことによって、どなたでもどこからでもご参加いただけ、3年で満願、抜けた部分を埋めても5年くらいで八十八か所すべてをきっちりと訪れ、それぞれの巡礼目的に整合した豊かな参拝ができるようにとプロジェクト化をいたしました。


 ●カタチから入らない遍路があってもいいじゃない 

お遍路さんって一目見ると判るように、いろいろな装束やグッズがありますよね、そして古式のまま「歩き遍路」をなさる方もいます。それはそれでむっちゃかっこいいです、すげー!って讃えたくなります。

でも巡禮記のへんろ目的は聖地巡礼と祈りを深めてゆくことですから、遍路装束は着けずに、車で走り、橋を渡りと、便利になった移動手段をしっかりと使い、
時間をかけたいのは聖地での祈りですから、どちらかと言いますと、そこんとこゆったりと時を過ごし、空海様が遺してくださった聖地と人々の縁(えにし)に近づいてゆこうとする昔のへんろの考え方に近くなってると思います。

実は、皆さんが携帯しやすいように、お勤めに不可欠な「経本」を電子化したのもこれが目的で、へんろプラスアルファの使い方ができるようになってますし、(空海様もびっくりなさってますよ!)
さらに、いつ、どこからでも参入いただけるように、巡礼の順番を「順打ち・逆打ち」のような、数字の順番通りにしていません。
空海様の想いや、そこに居られる仏さまとのご縁も鑑み、1回目を第84番の屋島寺にしたのもそのような意図があってのことでしたし、阿波を巡礼する時は阿波國一の宮 大麻比古の大神様を訪れるのは巡礼者として当たり前のことでした。


 ●ルールーは無視するんじゃなくて、選択してゆこうよ 

四国へんろにはたくさんルールがあります。始めっからあるのも、後でできたルールも、それはそれで巡礼者や迎える接待側のためと、理に適ったことがたくさんあるのです。

でもそれが本当に必要なものなのかどうかを熟考して、特定の人の都合で成り立ったルールはできるだけ回避して選択して、接待下さる人たちの恩恵は有難く頂戴しながらへんろしながら、

やがて、いつでもどこでも、巡礼することを日常のごくあたりまえに取り入れる習慣作りになればとも考えています。

そうやって、旅行会社のポスターやガイドブックの四国八十八か所詣りとはやや催行姿勢が違うのですが、お勤めも参拝も、ひとりひとりにとって、とても内容の濃いものにしてまいります。
へんろをしようとする目的も志も、人それぞれ全く違うと思いますので、巡禮記らしく、先達としてご参加されるひとりひとりに寄り添ったご案内をしてゆこうと思案しています。


 ●どんな目的でへんろしたらいいの? 

へんろになる目的ってのは、まず、誰かに揃えるものではないと思います。
最近の若い歩き遍路さんに聴きますと  生きる目的を探したい! というのが多いようです。生きる目的探し、つまり何を祈っていいのかわからない状態でひたすら歩いて満願なさる背中には、どうかご多幸を!と、思わず合掌してしまうほどです。

でもそれがへんろの全てではなく、  大切な人の供養に! とへんろを志す方には、たくさんの仏さま方が魂の供養をご修行の目的としておられるように、人と仏の修行目的が一致することですから、先達もしやすいですし、

 営んでおられる事業の隆盛の祈願に! と思い立つ方もおられます。へんろというのは人の波です。つまりたくさんの同じことを志した方の意思と、それに力を貸した仏さま方の智慧の宝庫ですから、具体的なことに近い「経営の智慧」を得られる方が多いです。

 生涯愛しあって人生を共にできる伴侶さがし って、こんな私的な祈願をへんろの目的にしていいのかって思われる方もおられると思うのですが、何を言いますやら、生きている最大の目的ってこれじゃないですか!これは空海さまやそのお弟子さま方が、へんろというものを創生した最大の目的でもありまして、その志は、道中に先達が幾度もお話させていただいてますので、大いにこの志を持ってご参加くださればいいのです、きちんと結果が出ます。

そんなこんなで、まず、臆さずにどこからでもご参加くださり、へんろすることの味覚をご満喫ください。
四国へんろはおそらく宗派宗旨を問わず、仏教、神道を信仰する私たちへの生涯授業ではないかと考えています。
空海様の伝えようとなさっている、ひとりひとりに対するメッセージが染み渡る巡礼をサポートしてまいります。

 

2022年1月13日
巡禮記先達


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