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《過去イベント》【満席御礼】10月8日東京遠足 上野3聖地(湯島天神・不忍池・東照宮)

投稿日:2023年8月8日 更新日:

関東平野って湿地帯で、そこいらへんに泉、つまり龍穴(りゅうけつ)が存在する場所です。その龍穴だらけの土地を日本の政治の中心にした家康さまって、やっぱりいろんなことがわかってたんでしょうね、「情報や人モノ金」の集散地になるってことを。


◆まず湯島天満宮
江戸の人々の強い要請により、江戸の街に迎えられたのが菅原道真公(すがわらみちざねこう)です。
もともと458年に天之手力雄命を奉斎した宮に1355年に勧請されました。その後一度衰退しましたが、文道の大祖とし太田道灌によって再建され、天正年間に徳川家康公の熱い崇敬を受け、林道春・松永尺五・堀杏庵・僧堯恵・新井白石などの文人学者が出現した文教の地となり今日に至っています。

巡禮記でなじみのある京都の北野天満宮や福岡の太宰府天満宮とはちょっと違って、ここでは道真さまは「和魂(にぎみたま)」として坐っておられるのが特徴です。
よきかなよきかなと文教の中心となられたご遺徳がにぎみたまとなって、江戸時代から今日まで東京を支えてきたのは間違いがありません。
巡禮記では日ごろから崇敬の途切れない道真様に「物事の学び方」を伺う崇敬のしかたを、ご参加くださった方にお伝えしようかと思っています。

たとえば、どれを選んだらいいか判らないくらい溢れまくっている情報が「学び」であるとしたら、そのどれを選ぶのかってのが「祓い」で、雑音をシャットアウトすることが「清め」だと思いますので、人それぞれ異なる「まなび」を乱されないように道真さまとディスカッションしてゆきます。

そして忘れてはいけないんですが、ここはもともと天之手力雄命さまの宮です。
力持ちだけではなくて天岩戸をこじ開ける「タイミング」を一瞬の機転で図った神様ですので、道真さまに祓い清めていただいた選択を、実際の行動に移すタイミングをうかがえる神様です。

ここでは「天満宮祝詞」を奉納させていただきます。


◆そして不忍池の弁天様
さて、皇居に一番近い、一般ピーポーが訪れることができる龍穴に上野の不忍池があります。
奈良時代とかの遠い昔ではないのですが、下って江戸時代の寛永年間に天海というお坊さんがここに八臂大辯才天(はっぴだいべんざいてん)を祀りました。
全体的には「寛永寺」という大きなお寺の「弁天堂」になりますが、天海上人は寺域を「比叡山」に見立てて建立し、琵琶湖の竹生島とシンクロさせて不忍池に弁天堂を建立しました。
(寛永寺の本堂は離れていて鶯谷駅の西にあります。寺域の広さがものすごいですね)
この弁天様は徳川家康公の熱い崇敬を受け、今も大黒天様と共に東京の人々の福徳を預かる大切な聖地として存続しています。

巡禮記では、遺すことができる「福徳」の掴み方を考えながら皆さんと納経してゆこうかと思います。
余談ですが「遺す」には産まなければなりませんので、無から有を産み出す知恵も仰ぎたいですね。今あるものを活かしてゆくという智慧も焼き付けてゆきたいです。

道真様で選択した学びを、手力雄様のタイミングで開始したのち、「艱難辛苦を乗り越えて進むための知恵」がここにあると思っていただくとよりわかりやすいかなと思います。

余談ですが、「失って初めてわかる大切なこと」ってあるじゃないですか。
八臂弁天様ってね、わからん人には、「失うことになっても判らせてくれる」仏さまです。
そのほうが「福徳」に近づけるからって。

ここでは「大弁才天秘密陀羅尼経」を納経させていただきます。


◆そしてやっぱし東照宮でしょ
徳川家康って人のことは必要以上に詳しく知らなくていいんです。
ただ、神仏への崇敬を自らカタチにした男です。この東京で平和な日本を作ろうとした努力で、今も変わらず「東照大権現」となって先頭を歩んでいる人のことは、明日に夕べに思い出していいのではないでしょうか?

東照宮では遍路と同じご供養をさせていただきましょう。(もともとお寺です)

この度の東京の遠足ではこれらの3つの聖地を先達させていただきます。

◆途中立ち寄り(可能ならば)
清水観音堂(寛永寺の小寺)
五條天神社(お薬の神様)
祈願の実現が進んできた方には、弁天様の続きの祈願がこの上野で進められますので、必要ならまた別途ご案内します。不忍池を真ん中にしたこの聖地では祈願の実現を繰り返すサイクルがあります。

◎初めて先達させていただくコースですよ
巡禮記初参加の人でも簡単にご神仏様とのお付き合いの方法が身に着きます。いつものことですが、笑いが絶えずおもしろいと思います。どんな済渡があるかとても楽しみです!

東京の人だけじゃなくて、全国の皆様のご参加を楽しみにお待ちしております!


巡禮記東京遠足 上野3聖地(湯島天神・不忍池・東照宮)
2023年10月8日
・集合:10:00
湯島天満宮の鳥居入ったところの寶物殿あたり

・解散:16~17時頃 東照宮あたり

・参加費 おひとりさま16,000円(高校生以下は無料)

・定員10名様

●お申し込みはこちらのフォームでどうぞ~
https://jyunreiki.com/?page_id=9513

徒歩で移動しますので歩き易い服装でご参加ください。
途中で昼食をとります(各自負担)おすすめのお店があれば教えてください。
現地で納めるお経や祝詞は「巡禮記電子経本」に収蔵されていますので、事前にダウンロードされるとお便利です。
https://jyunreiki.com/?p=8907
(Ver.3にバージョンアップされています)


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